事例2 トラブル発生!過酷な環境下に耐えられるOリングを見つけられるか・・・ 飲食品製造機器メーカー S社 年商180億 従業員数200名

課題

ホットドリンク用サーバーで想定外のトラブル発生

ホットドリンク用サーバーで想定外のトラブル発生
S社は、ファミリーレストランなどで人気のドリンクバーにあるホットドリンクサーバーのドリンク抽出部を製造している中堅の食品製造機器メーカー。最近はファミリーレストラン以外の店舗でも、ドリンクサーバーの需要があるため、抽出部の製造も急ピッチで進められていた。その最中、納品した抽出部のトラブルがいくつかの店舗で発生した。状況はホットドリンクサーバーで、熱湯抽出時に熱湯が漏れ出し、ドリンク提供ができないというものであった。
すぐにS社の開発部が中心となって原因を究明する対策チームが作られ、細部にわたって検証が行われた。その結果、熱湯が抽出される際に圧力がかかる部品に使用されていたOリングが劣化、細くなり破損して抜け落ちてしまうことが判明した。
ここで使用しているOリングは、耐高温、耐圧に適した規格品を選んでおり、日常の使用では今回のようなトラブルが発生することは考えにくい。しかし、複数の店舗でトラブルが発生している。開発部はゴム材料を見直し、別のOリングを探し始めた。
その矢先、納入先のレストランから具体的な改善策の提示を求められた。改善策の内容によってはドリンクサーバーのリプレイス並びにサービス停止期間中の補償金請求も視野に入れていることが明記されていた。この要求に開発部は頭を抱えるしかなかった。

規格品でない商品を安定的に供給するという矛盾をつぶしたい

課題は他にもあった。別のOリングを使用すればその部品を自社のサービス部門に供給する手立てが必要になることだ。
今までS社は使用する部品のほとんどを同じ商社から購入している規格品で、その部品の仕様に合わせて機械の設計、製造を行ってきた。しかし購入先の商社やOリングのメーカーに今回の問題を何度も問い合わせてみたが、解決につながる回答は得られなかった。
ここに来て新規の商社や使用経験がないメーカーのOリングを採用することは、開発部にとってリスクが大きい。特に機器のサイズに合ったOリングの生産や体制、供給面での不安が多く点在していた。今までは規格品を使用していて大きなトラブルも無かったため他の商社、メーカーに声をかけることなど、全くしていなかったのだ。
「今回の問題解決ができる商品を見つけ出し、安定した供給できるしくみを一日も早く構築しなければ・・・」開発部の焦る気持ちはつのるばかりであった。

課題のポイント

解決策 この課題を解決した方法は

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